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2008年3月31日 (月)

『願わくば花の下にて』

春の精を見てしまった
小さな頃から自分とは違うものを感じていた舞踏の世界
陶芸と入場無料の広告にまんまと釣られた私にとって
雪雄子との出会いがこんなにも苦しいものになるなんて思ってもいなかった

太いヒールに巻かれたテープ
透き通ったドレスから解れた糸
豹のように強くしなやかな体
胸元の羽には頬を伝った汗が落ちる
窓が開き爽やかな風が吹き込むと
それまで黒い土をしっかり握り締めていた足が
一気に広い空間に向かって走り出し
一面を薄紅色に染めてしまう

私の頭の中はあれからずっと混乱したままだ
あの高ぶる気持ちをいますぐ伝えたいのに当てはまる言葉が見つからない
なんで?許容できないん?
あの土臭さい春の精は明らかに目の前の異空間な現実だったはずなのに
なんなん?夢だとしたら?

沢田教一の写真
西行の詩
ウーロン茶のペットボトルに入ったオレンジジュース
覚醒した頭の中に無意識のイメージが走り周り
頬を紅く染めた踊らない彼女を探している

知っている曲が1つしかなかった
手に何か流れていく感じがした
帰りしなに車の中で首をひねっていた子供たちが
日のあたる庭先でふきのとうと一緒に遊んでいる姿は
なぜか
小さな春の精になっている

Nak

Nak080331

私をも困らせるこんなん雪雄子さんは

舞踏ワークショップ 毎週火曜日
青森県弘前市の上土手スクエア スペース2

講演会「土方巽の舞踏 ~東北から東北へ」
青森県立美術館シアター 5月5日 (月・祝)

で踊っています
みなさんぜひ感じてみてください

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コメント

春の精が誘ってくれた人生のようですね。芸術の世界が待っていたってことでしょうね。九州は文芸もさかんなとちですね。自然が豊かなのでしょう。熊本は阿蘇の麓ですからゆうだいでもありますね。でも、水俣病は最悪です。二度と起こらないように願います。

投稿: 佐武寛 | 2008年4月 2日 (水) 19:31

佐武寛さん

九州も青森県と同じく古き良き文化と自然が残っているものと思っております
あえて先進して失敗した都市部の真似をする必要はないと思うのですがね

投稿: Nak | 2008年4月 3日 (木) 12:21

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