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2007年11月 4日 (日)

喜蔵独り(十) 作、歴史侍

Kidoguti

(木戸口方面から見た尾崎城跡)

喜蔵は為信の留守を守るという名目で堀越城に入りつつ、まもなく三成方の旗印を掲げていた。
(それにしても守りにくい城だな)
為信は攻めに攻めを繰り返し津軽を平定したため、城の守りを堅くする必要が無かった。そして喜蔵に対し、そのような城に入るよう仕向けたのも為信だった。
(今頃どうしているかな)
ぼんやりと服部のことを想っていたそのときー
「尾崎喜蔵!為信殿の留守を狙って謀反とは何事か!成敗いたす!!」

討手の将は金小三郎、喜蔵よりまだ一回り以上も若い。
城はみるみるうちに囲まれていき、もはや逃げようもない。喜蔵は叫んだ。
「待たれよ!申したき儀がござる!」
「問答無用!その素っ首、たたっ斬ってくれるわ!」
喜蔵には金小三郎がなにやら焦っているようにもみえた。
(丸く収められては困るという訳か)
城内はあっという間に乱戦となった。

(続)

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