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2007年11月11日 (日)

喜蔵独り(十一) 作、歴史侍

Tuki_2

事ここに至っては喜蔵は戦うより他無かった。だがもともと腕は立つほうだ、次々と討手の兵を倒していく。
「何をしておる!さっさと討ち取らんか!」
小三郎の焦りはさらに募る。すでに日は暮れ、月が出ていた。
喜蔵が討手の刀を受けたとき、別の討手が背後に回った。
「喜蔵覚悟!!」
刀を振り上げた刹那、その討手はどさりと崩れ落ちた。
「見ちゃおれんな」
月明かりに照らされ、服部が不敵な笑みを浮かべて立っている。

「服部!おぬし何故ここにいるのだ!?」
「何処であろうと自由自在よ」
「家康の隠密のおぬしが、三成方の俺と共に戦っていたのではおかしかろう!」
喜蔵はすべて見通していた。
(こいつ)
服部も自分が何故こうしているのか解らなかったが、そんなことはどうでも良かった。
「喜蔵!生きろ!俺に付いて逃げるのだ!」

(続)

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コメント

これはまた,見事ですね~
こんな月明かりの夜,
訳も分からないまま加勢してしまう服部の心境…
なんだかドキドキしちゃいます。。。

投稿: Hir | 2007年11月13日 (火) 12:49

月明かりに照らされちゃっちゃあ忍者としては失格なんですが、仕方ないですな男ってやつは。

投稿: 歴史侍 | 2007年11月13日 (火) 23:29

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