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2007年9月16日 (日)

喜蔵独り(三) 作、歴史侍

Gen

(やきとり 元。)

「野心など。俺はただ尾崎の領民の暮らしを案ずるだけだ」
「まあよい。それより為信殿が、今宵話がある故一席設けてほしいとのことだ」
(話・・・)
喜蔵はなにやら不安をおぼえたが、すぐに打ち消した。
「ならば麓に『元』という焼き鳥屋がある。戌の刻に待つとお伝えしてくれ」
「心得た」

「わははは、愉快愉快!」
為信は、酒は好きだがめっぽう弱い。この夜も一刻も経たないうちにしたたかに酔っていた。
「・・・・」
服部にいたってはすでに酔い潰れ、泥のように眠っている。
(何なのだ一体・・)
喜蔵が酔えぬまま杯を重ねていると、為信は言った。
「喜蔵、命を掛けてはくれぬか。」

(続)

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コメント

為信はどこの常連なんだ?
5/5の日記に秘密の抜け道が書かれていたけど??

投稿: Nak | 2007年9月16日 (日) 12:30

為信は弘前城の完成を見ずにこの世を去ったのです。
故に飲みはいつも平賀でした。だって安いもん、平賀。

投稿: 歴史侍 | 2007年9月16日 (日) 18:40

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