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2007年9月 2日 (日)

喜蔵独り(一) 作、歴史侍

Nec_0004

(尾崎城跡)

喜蔵は生来きまぐれ者だ。物事に執着するということがない。

この日も裏山の白岩にぶらりと登り、眺めの良さを楽しんでいた。

「尾崎城主が勝手に城を抜け出て物見とは、気ままなものだな」

不意に話し掛けられ振り向くと男がひとり不敵な笑みを浮かべている。

喜蔵はおもわず腰の刀に手を掛けた。

「抜くな抜くな。抜いたところで切れやせぬ」

男は近付きながら喜蔵を制し、ごろりと横になった。

(生意気な)

喜蔵が抜く手も見せず男の首めがけ斬り付けると、男は素早く飛び退いた。

「無駄だというに」

斬り付けられたことなど気にもしない様だ

(続)

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コメント

8/22コメントの男とはもしやこの男かい?
しかも真骨頂のテーマもの
「歴史侍HP」より早く見れるのが頼もしいね

投稿: Nak | 2007年9月 2日 (日) 21:41

Hir殿の「津軽から桜日誌」
に続く連載物始めてみました。

ブログの背景も変わってまたよろし。

投稿: 歴史侍 | 2007年9月 2日 (日) 22:23

時代小説は書き手不足のご時世・・・続きに期待しておりまする。

blogも見事に秋仕様。稔りの秋に稔りの・・・?

投稿: 和装美人 | 2007年9月 3日 (月) 16:16

自分でもこの試みを楽しんでおりまする。

投稿: 歴史侍 | 2007年9月 4日 (火) 21:10

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